11月22日(木)

朝5時40分。しっかり目を覚まして約束の7階に移動。
セビジャーナス仲間のSさんはまだ来ていない。
今日のツアーのために水を汲んで、また7階に戻る。そして待つ。
ほぼ6時ちょうど、Sさんが登場。
「目覚ましセット忘れてて、寝過ごすとこでした。同室の人に『あんた6時に行くんじゃなかったの?』と起こされて、ぎりぎり間に合いました。」
そうかそうか・・・「朝早く呼び出されて言ってみたら呼び出した本人が来ない事件」は何とか免れたようです。
でも、この緊張感のなさって普通なのでしょうか。

Sさんとの練習(30分)を終えて、シャワーを浴びて着替えをして、そしてツアーの集合場所に行きます。
今日のツアーは「グァテマラの小学生との交流」というもの。
珍しく観光でないツアーをチョイスしています。
ピースボートの趣旨を考えると、一度くらいは交流事業にも参加しないとね。

支援物資をたくさん持っていきます。
グアテマラ上陸。さっそくバスで移動。

7時45分集合、すぐに下船してバスに乗り込み・・・1人足りない・・・。
予定していた人が1人来なくて、確認のために少し待機。
結局8時15分すぎに「今起きたところ」と言いながら一人バスに駆け込んできました。あまり厳しく言いたくはないけど、集団行動の時は、時間を守ろうね。
まあ、10分やそこら遅れても大勢に影響はないし、10分を無駄にしないで生きてる人もいないでしょう。
でもね、自分の人生を自分で無駄にすることと、人のせいで無駄になることは全く違います。いい人なのに反感を買うことだってあるでしょう。
時間にルーズな人。気をつけましょうね。

現地で披露する歌の練習。
木遣り歌の練習。

グァテマラは、最近火山の噴火があって死者やけが人がでたところ。今日のツアーではその火山のわきをとおりますが、運良く(悪く?)噴火の瞬間を見ることができました。ちょっと得した気分です。(でも、その1時間後くらいにもっと激しい噴火があったそうです。そっちを見たかった。)

噴火してる・・・。

バスは1時間ちょっとでビジャヌエバという町に到着し、すぐに町の学校に入ります。

今回のツアーは学校訪問のみで、お買い物や自由行動はありません。勝手に学校の敷地から出るのも禁止です。(かなり治安が悪い。)学校の子供達も、大人の送り迎えで登下校しているということ。

ビジャヌエバの小学校に到着。
すごい準備です。実は小学校は休みで、有志がこの日のために準備してくれたとか。
ステージ背景の絵も、大きくて立派。

学校に着くと、かなり頑張ったであろう衣装を着た子供たちがお出迎え。町のマリンバ楽団も来てくれて演奏しています。祭りで使うという大きな山車には「ようこそ」の大きな文字。日本とグァテマラの国旗が飾ってあります。
まずは校長先生のあいさつ、そしてグァテマラ国歌の演奏、次に子供達のダンスと続きます。子供達のダンスは、スペイン人がやってきた当時の様子を表現したものだそうな。

スポンサードリンク
子供たちの踊り。
こちらは地元老人会の伝統舞踊。

お次は地元の老人クラブの伝統舞踊。途中でCDが動かなくなり、急遽マリンバ楽団が演奏しての演舞。(最後まで踊れて、見ているこちらもホッとしました。)
そして先生方が主体になって民族舞踊。日本人も手招きされて一緒にダンスのひとときとなりました。
続いてマリンバ楽団の演奏。(曲に合わせて子供達とダンス)

町のマリンバ楽団もわざわざ来てくれました。

ようやく我々の出番になりました。
最初に船の紹介をして、それから木遣り歌の披露、次に「イッツアスモールワールド」をスペイン語で斉唱、最後にエビカニックスダンスを子供達と踊って発表は終了。ここからは個別の交流になります。
交流で私がやったことは、「サッカー」「縄跳び」「日本語の簡単な会話紹介」の3つ。サッカーは15分でエネルギー切れを起こし、縄跳びは最後までやめない子供達に付き合って3時ぎりぎりまで跳び、回し続け、こちらもエネルギー切れ状態。体力のなさを痛感するひと時となってしまいました。

少年たちとサッカー。小さな子供だけど、上手。
小学校の教室。若干古いけど、日本と変わらない印象。

昼食も学校で用意してくれます。カレーに近い料理とハイビスカスジュース、それからあんこが入っているスイーツをいただきました。味もまずまずで、完食。

お昼作ってくれてます。ありがとうございます。
カレー味のスープ。中には丸ごとの人参とジャガイモ、そして鶏肉。
デザートは、あげまんじゅう的な味。

3時まで動き続けて、交流の時間は終了です。みなさんにお別れを言って、最後に支援物資を手渡してバスに乗り込みました。

おみやげに、生徒手作りのお面、ティカル遺跡の模型、それから人形をいただきました。「これって、日本に持ち帰るの?どうすればいいのだろう・・・。」という複雑な気持ちもありますが、初めて会う日本人に精一杯の歓迎をしてくれたことに感謝します。学校訪問ではありましたが、町をあげて準備してくれたようで、運動場に設置されたテントは、町のもののようでした。

支援物資は、ノート、クレヨン、ボールなど。

「こんなツアーもいいね。いつもいつも遺跡やカテドラルじゃ、同じに思っちゃうし。」「やっぱり地元の人と交流すると、思い出になるよねえ。」と、みなさんポジティブな会話をしています。
なかなか良い1日になりました。

帰り道、ずいぶん低い位置にもくもくの雲が見えます。「あれって、雲かなあ、噴煙かなあ。」などと話していたら、やはり噴煙でした。火山活動は、まだまだ予断を許さないようです。

いただいたお土産。でも、どうやって日本に持ち帰ろう。

船に戻り、セビジャーナスの仲間に声をかけられて個人練習に付き合うこと1時間半。さあ、今日も早く寝よう。運動しすぎで、体がギスギス軋んでます。

スポンサードリンク